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「摩耗」でお困りな方

焼入れ、熱処理の目的の一つに耐摩耗性の向上があります。 磨耗にはひっかき磨耗、凝着磨耗、転がり磨耗がありますが、 耐摩耗性の向上には表面処理は極めて有効です。
ここでは『磨耗』のよくあるお困りごとと解決策をお伝えします。

引っかきなどの摩耗による減りが早い

原 因   対策・対処法
熱処理がしっかりとできていない。 表面を硬くすることで耐摩耗性はあがります。代表的な熱処理としては、高周波焼入れ、浸炭焼入れ、窒化等があります。使用用途によって様々な材質と熱処理の組み合わせが考えられます。
プレス設備の能力不足。 100tプレス、32tプレスのほかプレスクエンチ、プレステンパーを中心に治工具を揃えており、ガスバーナーは極力使わないようにしています当社では軸物は1m当り0.1mm、レール類は1m当り0.2mmを狙います。真空については400角で0.1mm以内を狙っています。

凝着などの摩耗による減りが早い

原因   対策・対処法
硬さと材料のマッチングが悪い。 表面を硬くすることで耐摩耗性はあがります。代表的な熱処理としては、高周波焼入れ、浸炭焼入れ、窒化等があります。使用用途によって様々な材質と熱処理の組み合わせが考えられます。

転がしなどの摩耗による減りが早い

原因   対策・対処法
主な原因として、引っかきによる摩耗、凝着による摩耗、転がしによる摩耗、また面圧や、表面の面相度にもよります。
また、熱処理と材質のマッチング、その用途による場合等の原因が考えられます。
表面を硬くすることで耐摩耗性はあがります。代表的な熱処理としては、高周波焼入れ、浸炭焼入れ、窒化等があります。使用用途によって様々な材質と熱処理の組み合わせが考えられます。

摩耗に関するQ&A

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摩耗に関す解決事例

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